
こんにちは!第30期登山学校事務局です。
昨日の「登山靴のフィッティング」事情、ご好評いただきありがとうございました。足元の不安が解消され、山への一歩が軽くなったなら幸いです。
さて、登山靴の次に初心者がぶつかる壁。それは、**「ザック(リュックサック)が重くて肩が凝る…」**ということ。
「荷物を減らしたつもりなのに、なぜか重く感じる」
「歩くたびにザックが左右に揺れて、疲れる…」
そんな経験はありませんか?実は、ザックが重く感じる原因の多くは、荷物の総重量そのものよりも、**「ザックへの詰め方(パッキング)」**にあることが多いのです。
今日は、登山学校の講習でも最初にお伝えする、ザックを「魔法のように軽く」感じさせるパッキングのコツを伝授します!
【軽く感じるパッキング、3つのポイント】
1. 重いものは「背中側の中央」へ
パッキングの最も重要な基本ルールです。
• 背中側: 重いものを自分の体の中心(重心)に近づけることで、ザックに振り回されにくくなり、安定感が増します。
• 中央(上下): 肩甲骨の間あたりに重いものが来るように配置すると、肩ではなく腰で荷重を支えやすくなります。
具体的には:
• 下部: シュラフ(寝袋)や着替えなど、軽量でかさばるもの。
• 中部(背中側): 水(ハイドレーションやプラティパス)、コッヘル(調理器具)、食料など、重いもの。
• 上部・外側: レインウェア、ファーストエイドキット、行動食など、軽量で出し入れの頻度が高いもの。
2. 「隙間」を作らない
荷物の間に隙間があると、歩くたびに中の荷物が動いてしまい、ザックの重心が安定しません。これが疲労の原因になります。
着替えやタオルなどを利用して、隙間を埋めるように詰め込みましょう。
3. 「左右のバランス」を均等にする
左右の重さが違うと、体が自然とバランスを取ろうとして、余計な筋肉を使ってしまいます。
水ボトルを2本持つ場合は左右のサイドポケットに1本ずつ入れるなど、左右のバランスを意識しましょう。
【自分の体に合ったザックを作る技術】
いかがでしたか?
道具は「持っている」だけでは不十分で、正しく「使いこなす」ことが安全への近道です。
登山学校では、実技講習のスタート前に、講師が一人ひとりのザックのパッキングをチェックします。「自分のザックが魔法のように軽く」感じる締め具合を一度体感すると、登山の疲れ方が驚くほど変わりますよ。