
こんにちは!第30期登山学校事務局です。
皆さんは山へ行く前、**「登山計画書(登山届)」**を作成していますか? 「低山だし、家族に行き先を伝えてあるから大丈夫」「初心者だから書き方がよく分からない」……。そんな風に後回しにしていませんか?
もちろん、万が一の遭難時に救助の強力な手がかりになるのは事実です。しかし、ベテラン登山者が計画書を重視する理由は、実はもう一つあります。
それは、**「計画書を書くことで、山歩きの安全性が格段に上がる」**からです。今日は、書くプロセスが生む「魔法の効果」についてお話しします。
【計画書を作ることで得られる3つのメリット】
1. ルートが「立体的に」見えてくる
地図を眺めるだけでなく、計画書に「〇〇地点 10:00通過予定」と具体的に書き込むことで、頭の中でシミュレーションが始まります。 「ここは等高線が詰まっているから時間がかかるな」「この分岐は見落としやすそうだな」と、注意すべきポイントが事前にはっきりするのです。
2. 「無理」に早く気づける
コースタイムを計算してみると、「あれ、今の体力では下山が日没ギリギリになりそうだ」と客観的に気づくことができます。 当日、現場で慌てて判断するのではなく、家で落ち着いている時にルートを短縮したり、予備日を設けたりする判断ができるようになります。
3. 装備の「忘れ物」がなくなる
計画を立てることは、山行の持ち物を点検することでもあります。「このコースなら水は2リットル必要だ」「岩場があるから手袋を持とう」といった具合に、ルートに合わせた装備の最適化ができるようになります。
【今は「スマホで1分」の時代】
紙に書いて登山ポストに入れるのも良いですが、最近は「コンパス(登山届受理システム)」などのスマホアプリで簡単に提出できます。家族や友人と計画を共有するのもボタン一つ。登山計画書は、あなたを待っている家族への「安心のプレゼント」でもあるのです。
【計画を立てる「楽しさ」から始めよう!】
いかがでしたか? 登山計画書は、決して「義務」ではなく、あなたを安全な登山へと導く**「自分への招待状」**です。
*第30期 登山学校では、具体的な計画書の書き方はもちろん、地図から情報を読み解き、自分に合った無理のないプランを作る「設計の技術」を丁寧にレクチャーします。
自分で立てた計画通りに歩き切る達成感は、格別なものがありますよ。