
こんにちは!第30期登山学校事務局です。
登山中に仲間に話したくなる、あるいは次の山行が少し楽しみになるような、**「山の雑学」**をいくつかご紹介します。
普段何気なく使っている言葉や、見慣れた景色に隠された意外な事実をご存知でしょうか?
【山の雑学4選】
1. 「ヤッホー」の語源は、実は日本語ではない?
山頂に立ったら叫びたくなる「ヤッホー」。
実はこれ、ドイツ語の**「Joho(ヨーホー)」**が語源だという説が有力です。
もともとはチロル地方(オーストリア〜イタリア)の猟師や牧童が、遠くの仲間と連絡を取り合うための合図でした。日本には明治時代以降、近代登山とともに伝わったとされています。
ちなみに、ヒマラヤなどではエコー(山彦)は神様の声とされ、むやみに叫ぶのはタブーとされている地域もあるそうですよ。
2. 日本で一番「多い」山の名前は?
日本には数多くの山がありますが、一番多い名前をご存知ですか?
「富士山」……ではなく、正解は**「城山(しろやま・じょうやま)」**です。
その数、全国になんと数百度!
昔、戦国時代などに山城(やまじろ)が築かれた山が、そのまま「城山」と呼ばれ続けたためです。あなたの街の近くにも、きっと一つは「城山」があるはずです。
3. 「ザック」と「リュックサック」、違いはあるの?
私たちが背負うカバン。
「ザック(ドイツ語:Sack)」、「リュックサック(ドイツ語:Rucksack)」、「バックパック(英語:Backpack)」。
実は、これらに明確な定義の違いはありません。
日本では歴史的に、本格的な登山用を「ザック」、もう少し軽量や一般用を「リュック」と呼び分ける傾向がありますが、基本的には同じものを指す言葉が、異なる言語から入ってきただけなのです。
4. 山で見かける「○合目(ごうめ)」。距離の単位ではない?
麓から山頂までを10等分した「○合目」。
実はこれ、単純な距離(長さ)の単位ではありません。
諸説ありますが、昔は「提灯(ちょうちん)のロウソクが1本尽きるまでの距離」や、「一合のお米を食べて休憩するまでの行程」など、**「労力」や「時間」**を基準にして決められたと言われています。
そのため、同じ「1合分」でも、平坦な道と急登では距離が全く異なるのです。
【雑学を知ると、山がもっと愛おしくなる】
いかがでしたか?普段何気なく接している登山用語や文化にも、面白い歴史や背景があります。
登山学校では、こうした山の文化や歴史についても、講習の合間に先輩講師から聞くことができます。技術だけでなく、山を全方位から楽しむ知恵が詰まっています。