【山のトリビア第二弾】知れば登山がもっと愛おしくなる!意外と知らない「山」の雑学4選

こんにちは!第30期登山学校事務局です。

昨日の「山のトリビア第一弾」、ご好評いただきありがとうございました。

味を占めた事務局は、今日も張り切って**「山の雑学・第二弾」**をお届けします!

今回は、私たちが普段当たり前のように使っている最新装備の意外なルーツや、山でしか見られない不思議な現象についてのトリビアです。次の登山で仲間と歩く時の、楽しい会話のネタにしてくださいね。

1. レインウェアの最高峰「ゴアテックス」。実は意外な「失敗」から生まれた?

雨風を防ぎつつ、汗による蒸れを外に逃がす「防水透湿性素材」の代名詞、ゴアテックス。

実はこの素材、1969年にボブ・ゴアという技術者が、加熱したPTFE(フッ素樹脂)を**「ゆっくりと」伸ばそうとして失敗し、ヤケクソで「一気に」引っ張ったこと**で偶然生まれました。

ゆっくり伸ばすとちぎれてしまうのに、一気に伸ばすと元の長さの10倍以上にもなり、しかも微細な穴が無数に開いた、強靭なフィルムになったのです。この「失敗の賜物」が、世界の登山の安全性を劇的に変えることになりました。

2. 最強の保温着「ダウンジャケット」。元々は「釣り人用」だった?

軽くて温かい、冬山やテント泊に欠かせないダウンジャケット。

その原型を1936年に開発したエディー・バウアーは、自身が冬の釣りで低体温症になりかけ、九死に一生を得た経験からこのジャケットを考案しました。

最初は登山用ではなく、極寒の環境でじっとしている「釣り人」や「狩猟家」向けに作られたのです。その後、その圧倒的な保温性と軽さが登山家の目に留まり、ヒマラヤ遠征などで使われるようになりました。

3. 山で見かける「○合目(ごうめ)」。麓から山頂までを「労力」で分けたもの?

麓から山頂までを10等分した「○合目」。

昨日のトリビアで「距離の単位ではない」とお伝えしましたが、では何を基準にしているのでしょうか?

諸説ありますが、昔は「提灯(ちょうちん)のロウソクが1本尽きるまでの距離」や、「一合のお米を食べて休憩するまでの行程」など、**「労力」や「時間」**を基準にして決められたと言われています。

そのため、同じ「1合分」でも、平坦な道と急登では距離が全く異なるのです。

4. 山で出会う「ブロッケン現象」。昔は神様の後光だと信じられていた?

霧が立ち込める山頂や尾根で、自分の影が前方の霧に巨大に映り、その周りに虹色の光の輪(輪光)が見える「ブロッケン現象」。

今でこそ気象現象だと分かっていますが、昔の人はこれを**「御来迎(ごらいごう)」**と呼び、山に現れた阿弥陀如来様の後光だと信じて手を合わせました。

この現象に出会えたら、それはそれは縁起が良いこととされています。

いかがでしたか?

最新のレインウェア一枚にも面白い開発秘話があり、山で見かける不思議な現象にも古い歴史があります。こうした背景を知ると、山への愛着がさらに深まりますよね。

登山学校では、こうした山の文化や歴史についても、講習の合間に先輩講師から聞くことができます。技術だけでなく、山を全方位から楽しむ知恵が詰まっています。

【山のトリビア】知れば登山がもっと楽しくなる!意外と知らない「山」の雑学4選

こんにちは!第30期登山学校事務局です。

登山中に仲間に話したくなる、あるいは次の山行が少し楽しみになるような、**「山の雑学」**をいくつかご紹介します。

普段何気なく使っている言葉や、見慣れた景色に隠された意外な事実をご存知でしょうか?

1. 「ヤッホー」の語源は、実は日本語ではない?
山頂に立ったら叫びたくなる「ヤッホー」。

実はこれ、ドイツ語の**「Joho(ヨーホー)」**が語源だという説が有力です。

もともとはチロル地方(オーストリア〜イタリア)の猟師や牧童が、遠くの仲間と連絡を取り合うための合図でした。日本には明治時代以降、近代登山とともに伝わったとされています。

ちなみに、ヒマラヤなどではエコー(山彦)は神様の声とされ、むやみに叫ぶのはタブーとされている地域もあるそうですよ。

2. 日本で一番「多い」山の名前は?

日本には数多くの山がありますが、一番多い名前をご存知ですか?

「富士山」……ではなく、正解は**「城山(しろやま・じょうやま)」**です。

その数、全国になんと数百度!

昔、戦国時代などに山城(やまじろ)が築かれた山が、そのまま「城山」と呼ばれ続けたためです。あなたの街の近くにも、きっと一つは「城山」があるはずです。

3. 「ザック」と「リュックサック」、違いはあるの?

私たちが背負うカバン。

「ザック(ドイツ語:Sack)」、「リュックサック(ドイツ語:Rucksack)」、「バックパック(英語:Backpack)」。

実は、これらに明確な定義の違いはありません。

日本では歴史的に、本格的な登山用を「ザック」、もう少し軽量や一般用を「リュック」と呼び分ける傾向がありますが、基本的には同じものを指す言葉が、異なる言語から入ってきただけなのです。

4. 山で見かける「○合目(ごうめ)」。距離の単位ではない?

麓から山頂までを10等分した「○合目」。

実はこれ、単純な距離(長さ)の単位ではありません。

諸説ありますが、昔は「提灯(ちょうちん)のロウソクが1本尽きるまでの距離」や、「一合のお米を食べて休憩するまでの行程」など、**「労力」や「時間」**を基準にして決められたと言われています。

そのため、同じ「1合分」でも、平坦な道と急登では距離が全く異なるのです。

いかがでしたか?普段何気なく接している登山用語や文化にも、面白い歴史や背景があります。

登山学校では、こうした山の文化や歴史についても、講習の合間に先輩講師から聞くことができます。技術だけでなく、山を全方位から楽しむ知恵が詰まっています。